トランジット土星のスクエアが到来!実際の体験を振り返ってみた

何が起こった?トランジット土星のハードアスペクト

幻想的な土星のイラスト

こんにちは。占い師・ライターの香丹(かたん)です。先日、ネイタルの太陽蠍座・月牡牛座・ASC蠍座に対してトランジット水瓶座土星のスクエアが形成されました。その時に実際に起こった出来事についてお話ししたいと思います。

まず結論からいうと、実際に土星の影響だと思われるプレッシャーの強い体験しました

具体的な内容は、以下の通りです。

  • 体調を崩す。
    私は元々体が弱い方なのですが、体調を崩す頻度が増えたなあと感じました。おそらくスクエアにより、肉体を表すASCと月に対して負荷がかかったからでしょう。

  • 土星の象意である「○○すべき、○○しないと心配」が強く発動。
    今回は水瓶座の土星なので、「きちんと言語化しなければ」「きちんとルールを提示しなければ」という意識が強まった気がします。その結果、周りの人から「なんか冷たい」「もっと人の気持ちを考えて」「とっつきにくさがある」と言われる機会が増えました。

    何が起こったのかを解説しますね。私のネイタルの太陽は蠍座にあるため、本来は相手の気持ちを察したり、周囲の様子をよく伺うような性質を持ちます。一方で水瓶座は風のサインなので、ルールや根拠を司ります。そこへ支配星である土星が滞在することで、よりその傾向が強化されたのです。

    そして、スクエアはシーソーのように一方の惑星にエネルギーが偏り、もう一方の惑星が置き去りになります。

    太陽蠍座と水瓶座土星のスクエアを総合的に解釈すると、人の気持ちを汲むのを忘れて、「目に見えないものに頼っちゃいけない!根拠を提示すべき!」という意識が強まり、やりすぎてしまったのかなあと思います。その様子が、周りには冷たく見えたのかもしれません(みんな…ごめんね…)。

  • ちょこちょこトラブルが発生。
    大事な用事のために準備しておいた服に飲み物をこぼしたり、大事なイベントの日にお腹を壊したり、予想外のことが起こりやすかったです。「いつもはこんなことないのに…」「調子が狂うなあ」と思う出来事にちょこちょこ遭遇しました。

ただし、これらによって仕事を失ったり人間関係が断絶したり、といった重大なことは起こりませんでした。なぜなら水瓶座の土星が滞在するハウスは3ハウスで、 ケーダントだからです。ハウスは三つの種類に分けられ、強弱が存在します。ケーダントは力が一番弱いハウスなので、他のアングルやアクシデントと比べると、影響の実感はしにくいと言われています。3ハウスは自分の考えや物の見方を担当するため、今回は私の話し方の声色や考え方が厳しくなりがちだったのかなと思いますね。

とはいえ古典の占星術では、土星は水瓶座を支配しています。つまり、水瓶座に滞在する土星は品位がとても良いのです。そのため、土星自体のエネルギーは最も良い形で発揮されているはずなんですよね。

ですので、3ハウスの土星により私の考え方厳しくなったものの、そのせいで人生が崩壊するほどの極端なアクシデントは起こらなかったのかなと思います。

未来予測で、心の準備をしておこう

西洋占星術の良いところは、事前にある程度の未来を予測できることです。今回も、スクエアの時期は思う通りには行かないだろうなあと考えていました。そして、あまり期待せずに行動していたおかげで、より悪い方向へ転ぶことを防げたのかもしれません。

例えばチャレンジをしなければ、失敗もしないですよね。同じように家から出なければ、誰かと出会って傷つくことも起きにくくなります。このように土星がハードアスペクトを形成する期間は大きなチャレンジを控えることで、プレッシャーも多少抑えることができると考えられます。

また、土星のハードアスペクトの期間は、つらいことばかりではありませんでした。周りと温かい交流の機会を持てたり、新たにご縁が繋がったり、お仕事がいただけたり、たしかに良いこともあったのです。

蛇足ですが、この点に関しては風水も関係するようです。人の運には名前、生まれた日、居住地、周りの人間との相性など、さまざまな要素が影響するとされています。私は仕事や社交運を上げる風水を施しているため、そのおかげでご縁に恵まれたのかなと思いますね。

また、トランジットは土星以外の天体も動いています。今回のスクエアを緩和するアスペクトが通りかかったり、リセプションが発生して品位が上がったりして、多少負担は緩和されるはずです。
特に月や水星、金星は公転周期が早いので、重い天体である土星がアスペクトする期間に、その付近をウロチョロする可能性が高いですよね。そして、プログレスは進行は遅いものの、調停する場所にあれば立派にその役割を果たします。

また、ネイタルにソフトアスペクトが多い人は、トランジットでハードアスペクトがやってきても、自動的に調停されます。ですので、意外とそこまで強いプレッシャーを感じないこともあるのです。

もしくは、身近な対人関係が助け舟を出してくれることもあります。家族や友人、恋人、職場の人など、日常的に関わる人がハードアスペクトを調停する星を持っていれば、プレッシャーが軽減されるでしょう。

土星やハードアスペクトを必要以上に怖がらないで

ここまでトランジット土星のハードアスペクトについてお話ししてきました。今回言いたかったことは、土星やハードアスペクトを必要以上に怖がらないでほしいということです。確かに今回、私の身にはプレッシャーの強い出来事が起こりました。しかし、つらいことだけではなく、楽しいことも起こったのもまた事実です。

また、土星に与えられた経験によって成長できる、という面もあります。もう二度とあんな苦しみは経験したくないと感じるかもしれませんが、「あれだけ辛い経験をしたんだから他のことには耐えられる」という自信につながる可能性もあります。

日々の惑星の動きを見れば、今自分に何が起こっているのかについて知り、これから何が起こるのかを予測することができます。ぜひ星を使いこなして、あなたの人生に役立ててくださいね。

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