9室（9ハウス）の意味は対話・信仰・思想・旅行！2分で読める西洋占星術用語の解説

9室の担当分野は、対話・思想・旅行・見聞を広めることです。

チャート上において、太陽は一日かけてハウスを一周します。
ハウスの意味を理解する上では、それぞれの時間帯のハウスに太陽がやってきた時、どんなふうに過ごすのかがヒントになるでしょう。

9ハウスに太陽が来る時間帯は、昼下がり。
学生であれば同級生と午後の授業の確認をしたり、社会人であれば職場の人々と午後のスケジュールを共有し、計画を整えたりするタイミングです。
そのため、9室は対話のハウスだと考えられます。

そして、9室のハウスルーラーは木星です。
木星は繁栄の象徴であり、どんどん膨らませる、広げることを示唆します。
例えるなら、木にたくさんの実が成るような、生命を生育する力ですね。

タロットの中で木星に近いイメージを探すと、女帝が当てはまるかもしれません。
女帝は皇帝からのたくさんの贈り物と、豊かに実る穂に囲まれており、どんどん生み出すエネルギーの象徴。
つまり、9室は積極的に対話することを歓迎します。

さらに、9室のジョイは太陽。
太陽は神様を象徴しており、信仰や思想、哲学を表します。
これらに共通するのは、「自分ではない他者が説く話」という点です。
ですので、9室は他者が伝える話や価値観などを示唆します。

ハウスルーラーの木星とジョイの太陽は、どちらも温度の熱い天体です。
熱は未来へ臨む力を持ち、未来とは、まだ見ぬ新しい可能性があります。
つまり、他者の話は自分にとって知らない世界を見せてくれるもの。

9室についてまとめると、他者の話や対話を通してさまざまな考えに触れる、見聞を広める、精神性を高める、旅行（自分の世界を広げる行為）を象徴すると考えられるでしょう。

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